白石市深谷保育園新築工事プロジェクト vol.⑥-上棟見学会

プロジェクトの進捗をご紹介している白石深谷保育園では上棟が済み、9月25日上棟見学会が行われました。
この見学会は、木造建築の設計や建築に関わっている方々へ向けたものです。見どころは、保育園のひろびろとした遊戯室の構造体で、写真でも確認できる特徴的な梁は、木材と角型鋼管を組み合わせたハイブリッド構造梁です。
木造の建物内で大スパンが必要な箇所に用いることで、木造建築でありながら、長期のたわみに強く、8m超の大スパンを従来の木梁よりも15cm少ない梁せい(梁の高さ)で建築できるのが特徴です。
深谷保育園の遊戯室は約164㎡、最も長い梁は10.92mあります。会場は工事中の建築資材がすっきりと片づけられ、のびやかな遊戯室が目の前に広がったようでした。配置された椅子のパーソナルスペースも3.3㎡とゆったり確保されています。

見学会当日は風にあおられない様に足場のネットがたたまれました

ソーシャルディスタンスに配慮された会場

建築・設計に携わる方が多く訪れました

あいさつする中城建設 結城社長
このハイブリッド構造梁を使用するのは、東北では初めての事例ということで、本降りの雨にもかかわらず数多くの見学者が来場されました。中城建設の代表も冒頭のあいさつとして、社会貢献の一助となる保育園の建築に携わることができた感謝と、木造建築の広がる可能性について語りました。
(主催:一般社団法人 木と住まい研究協会 共催:ナイス株式会社 協力:東山設計 中城建設)